「私、頼っていいんだ」そう思えた日から、すべてが変わった。
「プランナーだから、きっと大丈夫」
──そう思っていた私が、本当に大切なことに気づくまで
結婚式の準備が始まったとき、私は「きっと大丈夫」と思っていました。
だって私は、ウェディングプランナー。
何百組もの花嫁さんをサポートしてきたし、
スケジュール管理も、情報収集も、人一倍得意なはずだから。
でも──
“自分の結婚式”となった瞬間、すべてが変わりました。
「これでいいんだっけ?」「本当に大丈夫かな?」
そんなふうに、どんどん不安が大きくなっていって。
気づけば、完璧を目指すあまり、自分を追い込んでいたんです。
「私はプロなんだから、ちゃんとしなきゃ」
肩書きもプライドも、私の“好き”や“ときめき”より優先していたのかもしれません。
自分をゆるした日、心がふわっと軽くなった
衣装すら決められず、何にも手がつかなくなっていたある日。
ふと「もう、どう思われてもいいや」と心のなかでつぶやいてみました。
それは、諦めじゃなくて、自分をゆるす一歩でした。
「ちゃんとしなきゃ」を手放して、
思いきって悩んでいることを、デザイナーさんや友人に話してみたら——
「大丈夫だよ」「一緒に考えよう」って、想像以上にあたたかく寄り添ってくれて。
その瞬間、心がふっと軽くなって、泣きそうになったのを覚えています。
「頼っていいんだ」
「弱さを見せても、私の価値は変わらないんだ」
そう思えた日、自分のことが少しだけ好きになれた気がしました。
“ちゃんとした式”じゃなくていい。
私らしい、ときめきに素直であれば、それでいい。
もしかしたら私は、
“完璧じゃない私”を見せることが怖かったのかもしれません。
でも今は、思うんです。
頼ることは、弱さじゃない。
“私らしさ”を大切にするための、やさしい勇気。
人に頼って、自分の気持ちを言葉にするようになってから、
私の結婚式は「正解を探すもの」から、
「心がときめくもの」へと変わっていきました。
もし今、あなたが一人でがんばりすぎているのなら——
どうかその気持ち、誰かと分け合ってください。
“頼ること”は、あなたのなかの大切な愛情を、もっと輝かせてくれるから。
そして、どんな気持ちになっても大丈夫。
あなたがあなたを少しでも好きになれる日が、きっと来るから。
この想いが、どこかの花嫁さんの心にそっと届きますように。


