夢と現実、その間で見つけたもの

「これもやりたい」「あれも素敵」
結婚式の準備を始めると、夢はどんどんふくらんでいきます。

でも、現実には“予算”という壁にぶつかることも。
私たち自身も、理想を詰め込んだ見積もりを見て、はっとしました。

「全部は叶えられないかもしれない」

——そこから始まったのは、

ふたりで「何を大切にしたいか」を見つめる時間でした。

ドレス、装花、演出、写真。
どれも憧れていたけれど、全部を選ぶことはできない。
その中で「これは絶対に叶えたいね」と心から思えるものを探していく作業は、ただの“我慢”ではなく、ふたりの価値観を重ね合わせていく、大切なプロセスだと感じています。

結婚式は、一日だけのイベントではありません。
これからの人生をどう歩んでいきたいか、何を大切にしていきたいかを選び取っていく時間。

お金のことを考えるのはたしかに苦しいけれど、その中で交わす会話や、小さな選択のひとつひとつが、「私たちらしい結婚式」へとつながっていくのだと思います。

選ぶことは、ふたりの未来をつくること。
迷って、悩んで、ときには意見がぶつかっても、話し合いを重ねた分だけ、それは愛おしい時間になっていく。

悩んだ夜も、立ち止まった日も、すべてが「ふたりらしい未来」へとつながっているから。

そして、これはプランナーとして多くの新郎新婦さんと向き合ってきた私が、いま花嫁として実感していることでもあります。

“正解”なんてひとつじゃない。

だからこそ、自分たちの想いや価値観を重ねていくその過程こそが、結婚式の本当の意味であり、かけがえのない時間になるのだと思います。